SmartAnalysisが叶える
次世代型経営スタイル
(文=森拓也/スマートアプリケーション代表取締役)
現在の販促はチラシやLINE等一方通行の配信が主流であり、投資対効果を図ることが難しいものでした。
今後の主流はONE to ONEマーケティングになることは間違いありません。そのためには顧客インサイトの把握、つまりは消費者個別の「購買欲求」や「価値観」を可視化し、把握することが重要です。顧客インサイトとは、顧客の来店動機や遊技場の選択、遊技機種の選定、お店へのニーズ等、遊技に至った本質的な欲求のことを意味します。ふらっと来店したお客様であってもその選択には何らかの本音や本質が隠れているものです。顧客インサイトの把握に努め、一人一人のお客様の理解を深める努力をしなければ中長期の店舗施策の優劣に大きな影響を及ぼします。今から出来ることは何か、重要なのは顧客プロファイルの把握と個別顧客に対する発信ツールの保持になります。
現在の技術ではスマートフォンの無線情報を取得することが可能です。これにカメラ画像や会員への出玉情報公開や機種情報公開を行うハウスアプリ、自店の営業情報を連動させることで、顧客インサイト情報の管理が可能になります。AIカメラを活用することで性別や年齢の判定、店内回遊状況から遊技嗜好の把握といった情報収集も出来るようになりました。収集したデータをデータマネジメントプラットフォームに統合し、顧客の関心や嗜好、遊技データに基づく正確なアプローチ、競合店訪問者へのアプローチ、休眠顧客へのアプローチ、機種Aを遊技しているけれど機種Bを遊技していない顧客へのアプローチ等の配信を来店情報と連動することにより、来店前、来店時、回遊時、遊技時、退店後等で使い分けて配信します。また、店舗の台配置の優劣もユーザーの動線を理解しているかどうかで効果は変わります。販促プロモーションによりPDCAを回していくことで顧客との紐帯強化や接客と繋げていくことで店舗ファンを増やしていくことが競争優位及び差別化に繋がります。
「Vol.1の内容はこちら」 「第四次 産業革命」にホールが対峙するために
「Vol.2の内容はこちら」 DXを実行するために~目的の明確化~
「Vol.3の内容はこちら」 DX推進に取り組むために~パートナー選定~
「Vol.4の内容はこちら」 情報をコントロールするための「商圏分析」とは
「Vol.5の内容はこちら」 リスクを最小化するための「機械調整」とは
「Vol.6の内容はこちら」 業務効率向上施策の検討 ~その1「BPR」~
「Vol.7の内容はこちら」 業務効率向上施策の検討 ~その2「RPA」
「Vol.8の内容はこちら」 業務効率向上施策の検討 ~その3「RPAとBlツール」
「Vol.9の内容はこちら」 競争上の優位性への取り組み
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