【コラム】稼働実績の高いゲーム性で登場 『Lソードアート・オンラインⅡ』を評価

投稿日:

『東京喰種』『からくりサーカス』に似たようなゲーム性となっているので、手堅い印象の『Lソードアート・オンラインⅡ』。コンテンツ的にも集客力があるので注目されますが、その実力のほどはどうなのでしょうか。評価していきたいと思います(文=三木貴史/エスサポート代表取締役)。

筐体は全面液晶ドーナツビジョンタイプで、左側に小さなサブ液晶、右側には銃の役物を搭載しています。銃の役物は上乗せ時など熱い演出の際に、実際に引鉄を引く役物となっています。スペックは通常ATの純増枚数3.6枚/G、上位ATの純増枚数は7.2枚/GのAT機です。ゲーム性には、通常時が東京喰種、AT中は東京喰種とからくりサーカスを組み合わせたような印象です。

通常時はG数消化と共通ベル回数による抽選でCZを目指す流れ。G数加算特化ゾーンも存在し、規定G数の短縮も可能です。規定G数天井は最大500Gで、到達時は前兆経由でCZに突入します。また、AT間天井も1,200Gに設けられています。

CZは前半10Gで勝利期待度を上げ、後半4Gでジャッジ演出が行われます。勝利期待度は55%です。前半パートでは各リールのいくつかに「バレットサークル」と呼ばれる標的が表示され、そこにバレット図柄が停止するとチャンスとなる仕組みです。この演出は非常に面白く高評価です。

ATは初期枚数150枚の差枚数上乗せタイプ。 AT中はレア役または規定G数消化でバトルを目指し、バトル勝利で枚数上乗せ、上乗せ特化ゾーン、上位CZなどの報酬を目指す流れです。また、一部でバトルがループすることもあります。また、AT中の7揃いやベルの一部で、報酬格上げ型の特化ゾーンに突入することもあります。

バトルは3戦勝利で上位CZの権利が獲得できます。上位CZは成功期待度50%で、勝利すれば上位ATに突入。有利区間リセット時、上位AT終了時も必ず上位CZに突入します。上位ATは枚数上乗せ時は必ず3桁以上で、上乗せ特化ゾーン突入率も優遇、4桁上乗せ期待度がアップします。

改めてスペックですが、設定1のコイン単価4.1円、 MY4,360枚、MY単価1,063枚の高単価タイプです。MY単価を高くするためのスペック設計となっており、初当たりCZ確率、AT確率を軽くし、少出玉を持たせることでコイン単価を抑え、上位ATに割を持たせた出玉性能でMYを上げています。

設定1の初当たり確率が1/238.4と軽く、1万円あればCZは引けるという手軽さは高評価です。上位ATのチャンスは身近に感じることができますが、通常ATの獲得枚数は抑えめとなっているので、上位AT頼みの出玉バランスだと予想されます。

最近のトレンドは下位ATでも1,000枚程度の出玉に期待でき、持ちメダル遊技で現金投資が止まり、客滞率が上がるスペックバランスとなっており、トレンドとは少し離れていますが、一撃性が好きなファンには刺さるゲーム性となっています。

また、「ソードアート・オンライン」というコンテンツは若年層向けで、AT中は色押しが不要なことから客層の幅は限られますが、脇役機としての活躍に期待がかかります。一方、高単価機はゾーン狙い、設定判別要素などの解析次第で、ヤメ時を見極められ、稼働が伸び悩む傾向があります。その点には留意が必要です。

導入台数は、TOP導入は必須ですが、パチスロ総台数の2%程度が適正台数だと考えます。

◆プロフィール
三木 貴史
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15,000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。

関連記事

-コラム
-,