日遊協は6月9日、社会貢献・環境対策委員会主催による「共生の森・仙台10周年記念式」を宮城県仙台市のJRフルーツパーク仙台あらはま研修棟で開催した。
同事業は、東日本大震災で被災した海岸防災林の早期復旧を目指し、林野庁が取り組む「みどりのきずな」再生プロジェクトと連携。2013年5月、仙台市荒浜谷地中林地区で、社会貢献・環境対策委員会が「共生の森・仙台」と銘打って活動を開始したもの。今回、同地での活動が10周年を迎えたことを記念して、当初から活動に参加し尽力してきた会員企業33社1名(現地での表彰は24社1名)およびさいたま森林サポーターズクラブに感謝状が贈呈された。
挨拶した谷口久徳東北支部長は、「数百年に一度という大変な津波が東北を襲ったことは昨日のことのように感じている。日遊協有志が集まって、数百年後の人たちに思いをはせてこの防災林を植えてきた。北は北海道、南は九州から、仙台まで来ていただき、10年間という長きにわたって、みなさんのご協力のものここまでこれたと思っている」と感謝の言葉を述べた。