営業分析(攻め)と業務効率化(守り)を突き詰めた経営基幹システム
完全新規則機時代を生き抜くには経営・営業における最適解をいち早く見出すことが不可欠だ。そこで多大な力を発揮するのが㈱ITCのホール経営基幹システム『Compass』で、取引業者も含めた『Compass/(コンパススラッシュ)』へと進化を遂げる。
なぜ、多くのホールから評価を受けるのか?
『Compass(コンパス)』は、業務ごとに異なるシステムを統合して情報を一元化することで、ホール業務を劇的に効率化する。企業として業務効率化を進めることは、変化への対応力を高めることや、ローコスト体質へ変革していくことに繋がる。それは、「すべては遊技されるお客様のために」というシステムコンセプトに基づいたもので、大手企業を含めた市場の1割をゆうに超えるホールに導入されていることが証明している。
業務効率化は「守り」の戦略である一方、「攻め」の戦略となる分析面では、ホール経営に係る営業分析、商圏分析、遊技台管理はもちろん、グループウエア機能や重要なKPI指標データを可視化して、課題を瞬時にあぶり出すコックピット機能等を実装している。
完全新規則機時代において、営業分析で特に重要になるのが“個別機種・個別台による詳細分析”だと、同社の鈴木一彦常務取締役CCOは強調する。
「例えば、平均アウトが4万個の機種があり、その機種を10台設置していたとします。この場合、10台全てが4万個稼働している訳ではなく、個台毎に必ずバラつきがあります。そのバラつきが大きいほど短命、逆に小さいほど長命となりやすい傾向があります。そのバラつきをどれだけ可視化できるか、そして早期に短命か長命かを見極めることができるかが、新規則機時代を勝ち残るうえで重要になります」。
他方、企業が違えば戦い方も異なる。そうなれば自ずと分析の優先順位も企業毎に異なる。『Compass』では、フレキシブルに店舗メニュー画面が設計できるため、自社でより使いやすくカスタマイズすることが可能。こうした企業毎に柔軟に対応できる点も大きな特徴となっている。
特に、遊技機の購入から撤去・移動・売却・廃棄に至る全ての業務を効率化した「遊技台管理システム」は、多くの導入店から重宝されている。
システム運用法をZoomでサポート
これだけホール経営にとって重要な機能が備わった『Compass』でも、使いこなせなければ宝の持ち腐れだ。そこで同社では、Zoomを活用した打ち合わせサービスにも注力している。
「オンラインにすることでお互いの移動時間が節約されるとともに、打ち合わせの記録が取れますし、本部、店舗が同席した形で打ち合わせができます。また、弊社側も業務に精通した技術者を同席でき、よりホール様の要望を具現化するための高密度の打ち合わせが可能となりました」と鈴木CCO。
さらに、コロナ禍を契機に、同社自身も業務効率化ツールを駆使して、業務改革を推進している。よりホールの要望やサポートをスピーディに行える体制を構築した(下部囲み参照)。
取引業者も含めて業務のコストカット
そして『Compass』は、さらなる進化を遂げつつある。その名も『Compass/(コンパススラッシュ)』だ。
従来はどちらかといえば導入した企業内での機能にとどまっていた。しかし、『Compass/』では、その企業が取引する営繕業者や景品業者、部備品業者をも含めた形でシステム構築するため、トータル的な業務コストのスリム化を図ることができる。
経営基幹システム導入の有無はそのまま、ホールの力量の差として表れるといっても過言ではない。時代に合わせて進化を続ける『Compass』は、ホール運営に欠かすことのできないシステムであることは言うまでもないだろう。
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