玉切り機能内蔵の紙幣識別装置が製品化

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 パナソニックエレクトロニックデバイス(株)(北代耿士社長)はこのほど、パチンコ業界初となる玉切り機能内蔵型の紙幣識別装置(ビルバリデータ)を開発したと同社のサイト上で発表した。

 このビルバリデータは台間機向けに開発されたもので、玉切り機能を紙幣識別機能に内蔵させたのが最大の特長。従来の台間機は、この2つの機能を個々に単機能製品として組み合わせて構成されていた。同製品を開発した狙いについてサイト上で同社では、「近年、台間機の高機能化、(将来的な)消費税税率変更への対応などをめぐり、市場では1個単位の玉切り制御機能を付加して台間機の構成要素を小型化する提案が求められていました」と説明している。

 同製品の外形寸法は139ミリ(H)×33ミリ(W)×154ミリ(D)で、紙幣識別装置と玉切り装置を別々に組み合わせた同社の従来製品に比べ、容積で約20%の小型化に成功している。新旧1000円札、2000円札、新旧5000円札、新旧1万円札の4金種7券種に対応する。サンプル出荷は4月から。量産開始は8月から予定されている。価格はサンプル価格3万円/台、量産価格1万5000円。

 2月24日付電波新聞は、遊技機器向け紙幣識別装置の年間市場規模は約60万台。うち同社は約40%のシェアを持つトップメーカーと伝えている。

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