アルゼ、検定取消で会見

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 10月1 日に鳥取県公安委員会が『アラジンA』(サミー)、『サラリーマンキンタロウ』(ロデオ)、『ミリオンゴッド』(ミズホ)の3 機種に検定取消処分を告示したことを受け、ミズホを傘下におさめるアルゼは10月7 日、記者会見を行った。

 同日までに3機種の検定取消処分が告示されたのは10月1日の鳥取県と同3日の高知県。会見は、東京・有明のアルゼ本社で行われたが、席上、原田本部長は今後、同処分が全国的に出る可能性が高いだろうとの認識を示した。

 当該メーカーの責任からアルゼは同日、代替機『ゴールドXR』の半額販売と、同機以外の新台(『ビーストサップ』を含む)の10万円下取り値引きを2本柱とする回収促進策を発表。『XR』の半額提供は初期の代替機だった『X』との入替条件を踏襲したものと説明した。『XR』の再検定取得日は9月10日。9月末日から大阪を皮切りに販売が開始されている。

 アルゼは今年3月、「行き過ぎ」との批判から『ミリゴ』に自主回収の方針を決定。回収が進まなかった場合は、自己申告による検定取消の上申もやむを得ないとする決意表明を行った経緯がある。原田本部長は、「本来なら8月中にはほぼ回収の見通しがつくはずだった」と述べたが、『X』の不具合問題が結果的に「約2ヵ月」の遅れにつながったと述べる一方、自己申告については「現実的に取り下げ申請はしていない」(同)ことを明らかにした。

 同日までの回収状況については、「契約見込みを含めて設置店様の96%まで入替えの見通しがついている」(同)との説明で、残る4%、1266台については「来週中にも契約を取り付け、今月10月にも100%回収のメドを立てたい」と強調している。

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