遊技機メーカー大手のSANKYOは5月17日、平成19年3月期の連結業績(短信)を発表した。それによると、連結売上高は前期比7.8%減の1977億2300万円、連結営業利益は同比23.9%減の549億900万円、連結経常利益は同比22.6%減の584億6600万円の減収減益となった。
パチンコ機関連事業では、ビスティブランドとして発売した『新世紀エヴァンゲリオン奇跡の価値は』が20万台に迫る大ヒットとなったものの、パチンコ機全体の販売台数は前期比で9万5000台減の64万台となり、売上高は同比13%減の1414億円、営業利益も同21.9%減の521億円となった。
パチスロ機関連事業では、SANKYOブランドの『ナナカフェ』とビスティブランドの『トゥームレイダー』の旧規則機を販売したほか、新規則機としてSANKYOブランドの『バトルリーガー』やビスティブランドの『GTO』などを投入し、販売台数は14万台(前年比2万9000台)と前年度を上回った。ただし、売上高は329億円(同比3.3%減)、営業利益78億円(同比19.1%減)と収益面では前年度を下回る結果となった。