ダイナム、関電・九電管内に冬の節電対策発表

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 ダイナムは12月16日、今冬の節電目標を掲げた関西電力並びに九州電力管内にある店舗を対象に節電対策を実施すると発表した。

 今回の節電対策の柱は「LED照明の導入」と「空調制御装置の導入」。対象店舗は関電管内15店舗、九電管内46店舗で、電力2社が設定した節電期間に入るまでに対象店舗全店にLED照明を導入。空調制御装置についてもそれまでに関電管内では15店舗中12店舗に、九電管内では46店舗中22店舗にそれぞれ導入する。関電の節電期間は12月19日から3月23日まで。九電は12月26日から2月3日。

 一方、期間中の削減目標については電力2社が掲げた削減目標にそろえる方針。実施期間の最大使用電力について関電は前年同期比10%以上、九電は同5%以上の削減をめざす方針だが、ダイナムも対象店舗の削減目標をこれにそろえる考えだ。その他管内の283店舗についてはCO2削減を目的とした環境対策としての節電を継続的に実施していくとしている。

 政府は今夏、原発事故等の影響から東京電力管内および東北電力管内の大口需要家に対し強制力のある電力使用制限令を出したが、今冬は見送っている。このため今回の関電及び九電の節電対策に強制力は伴っていないが、関電及び九電はもとより原発依存度が高く、定期検査で原発が停止、検査済みの原発も再稼動の見通しが立たない状況が伝えられている。

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