機器事業では、第1四半期に販売を開始したパチスロ機『ひぐらしのなく頃に・祭』が市場の高い評価を得たこと、また周辺機器においては樹脂研磨式メダル自動補給システムを戦略製品に位置付け、関連機器のリプレイス需要を取り込んだことなどから、売上高83億2300万円(前年同期比65.6%増)、営業利益11億6500万円(前年同期比987.4%増)と大幅に伸長した。
この結果、グループ全体の第3四半期累計の売上高は前年比で倍増に迫る99億6900万円(前年同期比83.8%増)、営業利益は前年同期比約39.3倍の10億9900万円、経常利益は同約28.3倍の10億7400万円、四半期純利益は同約7.8倍の5億2900万円で推移している。
なお、同社では第3四半期決算の発表に先立ち2月2日付で通期連結業績予想の上方修正を発表。機器事業における周辺機器の通期売上高は従来予想値の3割程度、パチスロ機は同7割程度の増加、さらにアニメーション制作関連のAIC(略称)を新たに連結対象に加え、通期売上高が従来予想を大幅に上回る見込みであることから、平成23年3月期の通期連結業績予想を以下のように修正している。
売上高115億円(前回発表予想75億円)
営業利益10億7000万円(同3億900万円)
経常利益10億4000万円(同2億5900万円)
当期純利益4億9000万円(同1億6000万円)
また、同社では通期連結業績予想の修正に併せ、配当予想の修正も発表。期末配当を1株当たり2円の予定から3円にするとしている。