マミヤOP、パチスロメダル貸機好調で増収増益

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 紙幣搬送システム等の電子機器の製造及びカードユニット等をOEM提供するマミヤ・オーピーは2月4日、平成23年3月期第3四半期(平成22年4月1日〜12月31日)決算短信(連結)を発表した。

 電子機器事業セグメントでは、主たる市場である遊技関連業界における入替自粛の影響が懸念したほどではなく、OEM先の新製品(個別計数機能対応ユニット)が引き続き好調を維持。また、パチスロ向けメダル貸機の販売が前年同期を大幅に上回る実績を挙げ、売上高43億1100万円、営業利益7億1500万円と売上・利益共に順調に推移した。

 この結果、第3四半期のグループ全体の売上高は138億7200万円(前年同期比17.0%増)、本業の儲けを示す営業利益は17億7300万円(同45.8%増)、経常利益は15億8000万円(同33.1%増)、四半期純利益は14億400万円(同45.4%増)となっている。

 なお、同社は同日(2月4日)付で通期連結業績予想の上方修正を発表。事業環境の厳しさにもかかわらず、第1及び第2四半期より引き続き売上・利益が順調に推移し、期初の予想数値を達成することが概ね確実となったため、平成23年3月期の通期連結業績予想を以下のように修正している。
売上高180億円(前回発表予想140億円)
営業利益19億円(同13億円)
経常利益17億円(同12億6000万円)
当期純利益15億円(同11億3000万円)

 また、同社では通期連結業績予想の修正と併せ、配当予想の修正も発表。OEM主体の事業構造に起因する業績の不安定性及び事業環境の厳しさのため、業績の見通しに不確定要因が多いことから「未定」としていたが、1株当たり配当金を3円として期末配当を実施するとしている。

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