日遊協は9月14日、都内の本部会議室で開催した記者会見で、8月18日に公開されたプレジデントオンラインの記事に対し、パチンコ・パチスロ産業21世紀会の連名による要請文を同編集部らに発出したことを明らかにした。
記事は、【「パチンコ依存→借金→コンビニ強盗」という悪循環…世界でも類を見ない「ギャンブル大国･日本」という現実】の見出しで、ギャンブル依存の課題を指摘したもの。そこで引用された平凡社の新書『ギャンブル依存』のデータが古いことに加え、現在業界が取り組んでいる依存対策が反映されていないことから、「このようなアンフェアな記事が世に広まれば業界に対する大きな誤解に繋がりかねない」（日遊協）と問題視した。
この要請文は、記事を公開したプレジデントオンライン、平凡社、作者の染谷一氏にも共有されているという。現在、プレジデントオンライン編集部が窓口となり、日遊協とのやり取りが続いているが、「我々としては、一度プレジデントオンラインの編集担当の方に、業界が依存問題に対し取り組んでいることをきちんと説明したい」（同）と、業界の依存対策に対する理解を求めていきたい考えを示している。
