【コラム】夜稼働型ライトミドルの本命機種『シンフォギア3』の活用ポイント

投稿日:2022年7月11日 更新日:

今回はライトミドル機の主役タイトル『シンフォギア3』導入に向けての考察についてお話しをさせていただきます(文=吉田真晃/フリコユラス代表取締役)。

今作を導入するにあたりコロナ禍で大活躍した前作『シンフォギア2』の実績を再確認すると、2019年6月~2022年5月現在に至るまでライトミドルの最大販売台数(35,000台)を記録しており、尚且つ稼働貢献週(26週)と、こちらもここ数年でNo.1の実績(※下表参照)を誇っています。

この「販売台数×貢献週」は、すなわち全国のユーザーがハンドルを握った総時間となります。コロナ禍でこの業界に強い逆風が吹いている時期に、最も支持を受けたライトミドル機であることは間違いないでしょう。

当然、そのシリーズの正当後継機のリリースとなると期待は膨らみますが、導入を迎えるにあたり、より活用する為のポイントについてみてみたいと思います。

多台数設置で他機種への波及効果にも期待

シリーズ1作目の『CRシンフォギア』も前作の『シンフォギア2』も夜の時間帯に稼働が伸びていました。時間帯別の稼働率データでは概ね2機種とも19時~20時がピークタイムとなっており、長年にわたり夜に遊技するユーザーから支持を受けていることがわかります。

現行機で同じような挙動をしているのは『Reゼロ』、『ジャギの逆襲』、『ガンダムUC』などがあり、『シンフォギア3』はこれらの機種との親和性が高いと期待できます。

つまり、新台効果を活かし『シンフォギア3』で島内にユーザーを引き込み、上記機種へ波及効果を出すイメージで島配置をつくることで島全体の活性化が見込めます。

また、現在、夜稼働型ライトミドルポジションは『ジャギの逆襲』の独壇場であり、設置台数、貢献粗利、稼働の実績をみても、夜型ライトミドルの市場はまだまだブルーオーシャンだと考えられます。

そういう点では、本機を多台数導入することで夜時間帯ユーザーの店内への引き込み効果、夕方~夜にかけての客滞時間にも十分貢献すると考えられます。

特に前作『シンフォギア2』は登場から4円パチンコの遊技人口シェア率で8%以上を2ヵ月以上維持した実績があります。今作も初期台数が同等になり近い潜在ニーズがあると予測できますので、台数を決める参考にしてみてください。

スペック的にも、『シンフォギア3』はヘソ賞球を減らした分、確変突入確率が上昇し、出玉スピードが速くなっていますので、夜のユーザー視点では好材料だと分析できます。

またパチスロ、パチンコユーザー両方に窓口があるコンテンツであり、LINEやDMM系など、どちらかと言えばパチスロユーザーに効果的な広告媒体を使ってプロモーションをすることで、初動の底上げを狙いやすいといえるでしょう。導入とあわせて、広告媒体の積極的な活用も推奨します。

現在の4円パチンコのタイプ別の設置比率や稼働データを追うと、ハイミドルの伸びが目立ちますが、じわじわと玉利が上がっていることもあり、ユーザーのハイミドル疲れも見え隠れしています。そうした中で、本機が4円市場の活性化の一翼を担う機種となると考えます。

◆プロフィール
吉田真晃(よしだ まさあき)
株式会社フリコユラス代表取締役
有力パチンコホール企業に入社し、20店舗の統括責任者、店長教育担当等を経て独立。「現場」と「具体的な戦術」にこだわったサポートは、勉強会が終わった瞬間にすべき事が明確になると定評あり。
株式会社フリコユラス

 

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