この稼働貢献ぶりは想定外!? パチンコ『うまい棒』が秘める“うまさ”とは【レポート】

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若・中年層を中心に高い支持をうける『うまい棒』。

ホールの端玉景品でもお馴染みの国民的駄菓子「うまい棒」とタイアップしたパチンコ『Pうまい棒4500~10500』(以下、『Pうまい棒』)が目を見張る勢いだ。なぜこれほどまでの支持を獲得しているのだろうか。

昨年10月4日に全国導入された『Pうまい棒』(アムテックス製)。導入当初から高いアウトを叩きだし、中古機価格も一時は100万円を超えるなど、市場評価が急上昇している。

ホール関係者は「まさかこんなに動く機種とは思わなかった」と、突如現れたダークホースに対し、驚くと同時に、喜びにも似た感想を漏らす。

下の図表は、「遊技客層」と「遊技客人数と遊技時間」を示したものだ。特筆すべきは後者で、『Pうまい棒』は、台当たりの遊技客数が多く、1人あたりの遊技時間は少ない。このことから、遊技客は投資金額上限を決めて遊技していること、稼働の回転率が高いことが導き出される。

では、同機が支持される所以はどこにあるのだろうか。ヒット理由について、パチンコ・パチスロの新台評価等を行う㈱Re.designの小野真二郎代表取締役は、“玉の滞留時間”を挙げる。

「役物機は、玉の滞留時間が長いほど、玉の動きを楽しめる。他の役物機が大体4秒程度なのに対し、『Pうまい棒』は平均10秒と長く、玉の動きを目で追うことができ、玉の行方に一喜一憂できる点が良いのではないか」。

加えて同機は、初当たりで4,500個が確定する安心感と、最大6,000個のおまけを狙えるチャレンジ要素を併せ持つ、メリハリの効いた出玉性能で、遊技客の出玉に対するニーズに応えている。

また、役物機らしからぬ液晶演出の作り込みも光る。「若年層の取込みを目指し、“明るく楽しいポップなイメージ+萌え要素”での演出構成を意識した」とメーカー開発担当者が話すように、「うまみちゃん」を中心とした演出の数々は、セブン機に慣れている遊技客も心地よく遊技に入り込めるように作られている。

このように、メーカーの開発コンセプトと、遊技客のニーズがうまく合致したことが、今日のヒットに繋がったといえる。

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