【コラム】6号機時代では特に注意が必要! 新台評価のポイントとは?

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・進め!15,000枚への道
今回は新台を試打した時にその台を評価するポイントを解説します。コスト削減がさらに必要になる現状、新台を購入する基準が厳しくなるのは当然の流れです。

新台評価のポイントは?

弊社では「エスサポートスロット研究所」というサイトを運営していますが、そのコンテンツの1つとして【新台評価シート】なる物を掲載しています。それを見た機械担当者から“新台の評価にあたってのポイントは?”とよく聞かれるため今回、改めて解説させて頂きます。

評価すべき項目は大きく分けて、「スペック」「演出」「客層」「過去の実績」の4点です。

■スペック
①設定毎の各種確率(CZ、擬似ボーナス、AT等)
設定毎の確率では、ヒット機となるセオリーは特に無く、AT確率が1/1000を超える重さでも獲得枚数が多ければ問題ありません。確率と出玉のバランスが重要です。ここで注目するポイントは「設定差」にあります。

例えばAT確率が1/1000(設定1)~1/300(設定6)のような特大の設定差なら、短時間で設定の高低がわかってしまうため、高設定しか稼働せず低設定は放置されて稼働せず、利益も取れない厳しい状況になります。

6号機では特にこの設定差は重要になります。有利区間等の出玉に上限がない旧規則機では、低設定でも一撃性があるため打ちこむ事も出来ました。一方、6号機の上限である2,400枚では低設定は避けたいという心理が働くため、設定の高低が分かりやすい機種は6号機時代には不向きと言えそうです。

②出玉率
特に注目すべきは設定6の出玉率でしょう。しかし、その数値の高低によるヒットの法則はありません。『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』は設定6では119%と高く、『沖ドキ!』は設定6でも108%程度ですが、どちらも大ヒットしました。ただし設定6がハイスペックになれば高設定狙いの客層がターゲットになるため、自店の客層と合うのか考えないといけません。

③平均TY
AT機なら、擬似ボーナスではなく、メインATに当選した時の平均期待枚数です。この平均TYはあくまで平均であるため、平均TYが800枚の場合でも「800枚、900枚、1,000枚、700枚、700枚」のように安定しての800枚なのか、「1,500枚、200枚、300枚、700枚、1,400枚」のようにバラツキが大きいのかを確認する必要があります。

そして、ここでも6号機特有の有利区間2,400枚上限によって従来の評価方法が通用しなくなります。旧規則機のときは普段が2~300枚しか獲得できなくても我慢できましたが、6号機では平均して獲得枚数が多い方が優位になってきています。

④実質の純増枚数
これはAT機の1Gあたりの純増枚数です。AT中のみの純増枚数ではなく、ATセット間の減るCZを考慮した実質の純増枚数が重要です。

これを『サラリーマン金太郎MAX』では試打時に致命的な勘違いをしてしまいました。この機種は純増枚数8枚/1Gですが、ATセット間が最長で約70Gと非常に長く、かつATも10ナビがメインのため、実質の純増枚数は2~3枚/1Gです。このことを分かっていれば事前の評価は全く違ったはずです。

⑤コイン単価、千円ベース、2,000枚オーバー率、最大MY、MY単価
これらの数値は、その機種がどのような出玉性能を有するかをイメージするためにありますが、さほど重要視する必要はないと思います。

■演出
演出に関しては液晶の有無はさておき、実機を打ってみて楽しいかなど単純な直感でいいと思います。映像クオリティが高くても、ド派手な役物が搭載されていたとしても、それがヒットの要因にならないことは過去の豪華な機種の失敗が物語っています。

■客層
その新台を打つファンはどんな層なのかを予測することは非常に重要です。『Re:ゼロ』のように客層の幅が狭い機種がメイン機種になることは考え辛く、販売台数が増えると同時に稼働が急落したのを見ても客層と、適正台数が密接に関係することは明らかです。

また「目押しの重要度」もセットで考慮したいです。高齢層向けのコンテンツなのに目押しの重要性が高いとヒットしにくいのは当然です。

■過去の実績
過去の類似機種の実績は非常に大きなヒントをくれます。同一メーカー、近いゲーム性、近いスペック、客層が近い機種の過去の実績の確認で評価の精度は上がります。従って新台評価シートにも「スペック、ゲーム性が似ている機種」「客層が似ている機種」をいれてあります。

以上が新台評価をするポイントですが、納期や販売台数等の条件で機械自体の評価がブレないように気を付けたいものです。

◆著者プロフィール
三木 貴鎬
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。

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