【コラム】最新動向に見るパチンコLT3.0プラスの真骨頂は、むしろこれからという話

投稿日:2026年5月1日 更新日:

昨年7月に鳴り物入りで導入されたパチンコLT3.0プラス機が、導入されてもうすぐ1年が経とうとしています。リリース直後はその販売台数を見る限り、多くのホール、ユーザーが期待したのは想像に難くありませんが、実績の方はイマイチとみる向きが多いように思います。本日は、そんなLT3.0プラスについてと現在リリースされている新台の動向から今後の行く末を考察したいと思います(文=荒井孝太/チャンスメイト代表取締役)。

新規則や内規変更のタイミングにて、出玉性能面において大きく変化が起こるタイミングというのは、どうしても出玉性能を注視しがちになります。

直近の事例で言っても、スマスロ導入時における『Lヴァルヴレイヴ』の成功などは記憶に新しい所ですし、LT3.0プラス機においても『e牙狼12』の出玉性能は大いに注目が集まりました。

これは古くをさかのぼれば、2004年の規則改正時における1/499時代の『大ヤマト』を見ても明らかで、20年以上も前から規則改正や内規変更で一番最初に期待されるのは出玉という部分になるのは否定できません。それらがわかっているからこそ、開発者としてもいち早く出玉性能に特化した台を出そうと苦心するわけです。

一方、それらの出玉性能を突き詰めた台というのは、正直長くは続きません。スマスロで言っても『Lヴァルヴレイヴ』で盛り上がった出玉性能ですが、以降に関しては『北斗の拳』や『カバネリ』『モンキーターン』等の出玉はそこそこでゲーム性や演出等にこだわった機械が長きにわたって愛されます。これらも6.5号機のスマスロだから実現可能となったゲーム性です。

ようは、新規則や内規変更という新しくできるようになった仕組みというのは、導入当初はその出玉性能ばかりに目が行きがちになりますが、暫くして落ち着いた後はゲーム性や演出等に注目が徐々に集まってくるのです。いわれてみれば当然のお話だと思いますが、これらは過去の歴史も証明しています。

さて、それではLT3.0プラスですが、どうでしょうか。昨年7月導入されて以降、最近までも出玉性能ばかりに目が行きがちだったと思いませんか?過去の事例を考えた場合、そろそろ新しくできるようになったことを生かしたスペックやゲーム性が徐々に浸透していき、今までに無かったゲーム体験により新たなスターが誕生する状況が刻一刻と整ってきたともいえるのが今のスマパチ、LT3.0プラスの状況だともいえるわけです。

それが証拠ではありませんが、LT3.0プラスでできるようになった複数の時短状態を組み合わせてできる新たなゲーム性を持つ機械が続々とリリースされ始めています。

2回バトルを行い、3回目のバトルで勝利すればVVBONUSという平均期待出玉が6,000発獲得できるという原作の場面を上手くゲーム性に落とし込んだ『e終末のワルキューレ』や、バトルを重ねれば重ねるほど、タロウやセブン等々のウルトラマンが続々と参戦して、それに伴い出玉性能がアップしていく『eウルトラマンメビウス』等、出玉性能と合わせてではありますが、徐々に新しいゲーム性を持つ台が4月にも導入されています。

また、ボタンがストックされればされるほどRUSH継続率が伸びるという『e虚構推理』という今までになかったような機械が今後も断続的に発表されると思います。これら新しい機能を持つ機械の中から、新たにトレンドとなりヒット機械が続々と生み出されていくのではないか?と考えると、LT3.0プラスの真骨頂はまだまだこれからと言えると思います。

◆プロフィール
荒井孝太
㈱チャンスメイト 代表取締役

パチンコメーカー営業、開発を歴任後、遊技機開発会社チャンスメイト(https://chancemate.jp/)を設立。パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受ける。

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