マースエンジニアリング、待望の新製品『EVOALL』を発表

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7月2日・3日に東京本社で開催された展示会&セミナーには。200名を超えるホール幹部が来場した。

マースエンジニアリングは7月2日・3日に、同社東京本社で「2024マース新製品発表展示会/マースセミナー2024」を開催した。5年ぶりの大規模展示会となった今回は、新シリーズ『EVOALL(エヴォール)』の新製品を中心に発表した。

展示会初日、挨拶に立った江藤征弘代表取締役社長は「これから先、業界も我々も新しいステージに向かっていかなければならない。弊社は今年、創立50周年を迎えるが、この機に新シリーズとなる『EVOALL(エヴォール)』シリーズをリリースする。効率化を図り、我々の業界がこれからも人々の心のともし火となるようなシステムを実現したい」と、エヴォールシリーズへの想いを伝えた。

新シリーズ『EVOALL』への想いを語る、江藤征弘代表取締役社長。

展示会場では、エヴォールシリーズの新製品として5製品をお披露目した。その1つが、スマパチとスマスロを1台で対応する『エヴォールスマートユニット』。液晶画面をユーザー自身が180度動かせる業界初の仕様となっており、P・Sの切り替え時にはユニット工事や液晶改造工事が不要だ。液晶では持ち玉の一括払出機能や一時離席機能など、ユーザーの利便性を高めた機能も搭載。紙幣搬送仕様、紙幣ストック仕様、紙幣搬送接続仕様の3タイプから選択できる。

『エヴォールスマートユニット』は1台でスマパチ、スマスロに対応。液晶はユーザー自身で180度動かせる。一括払出機能や一時離席機能など、利便性の高い機能も多数搭載。

店長業務を大幅に削減・サポートするのが『エヴォールクラウド』だ。インターネット環境があれば時間や場所を選ばずに自店やグループ店のデータを確認できる。AI機能を標準搭載しており、ワンクリックで翌日のシミュレーションが行える新機能も備わっている。さらに『エヴォールセーフティーサポートサービス』は、様々なサポートサービスをワンパッケージで提供する。

『エヴォールクラウド』は、ネット環境があれば、どこでもデータを確認できる。AI機能を標準搭載し、ワンクリックシミュレーション機能などの新機能に対応する。『エヴォールセーフティーサポートサービス』は様々なサポートサービスをワンパッケージで提供する。

ユーザーにとって便利な新製品は『エヴォールスマートセルフ交換機』だろう。景品交換から精算までをその場で完結。従来のように精算機とセルフ交換機を行き来する必要がなく、スムーズな景品交換を実現する。

『エヴォールスマートセルフ交換機』はPOSを設置することなく、景品交換から精算までをその場で完結できる。

その他にも、クラウド環境に対応した『エヴォール接客サポートシステム』『エヴォールスマートウォッチ』や、より操作性がアップした『エヴォールPOSシステム』『エヴォールカードリーダー』など、効率化や利便性、省力化を徹底した新製品を提案。次世代のホール営業の在り方を感じさせた。

『エヴォール接客サポートシステム&エヴォールスマートウォッチ』はクラウド環境に対応する。

また、展示会場ではエヴォールシリーズ以外にも、マースの発想力と開発力を感じさせる製品・システムを参考出品した。業界でも議論が進められているキャッシュレス化に対応するシステムとして参考出品したのが『MarsPay(マースペイ)』だ。スマートフォンにアプリをインストールし、ユニット画面のQRコードを読み取り、使う金額を選択して遊技する流れ。キャッシュレス対応外のユニットの店舗を想定し、発券機でカードを発券する方法も提案した。

『MarsPay』はスマートフォンにアプリをインストールし、ユニット画面のQRコードを読み取り、使う金額を選択して遊技する流れ。

『顔認証システム』は、店内に設置したカメラを利用し、会員カードがなくても景品交換ができる仕組みなどを提案。グループ会社のマーストーケンソリューションからは『駐車場見回り業務DX』『駐車場サービス券・発券管理システム』を参考出品。同社の強みである自動認識システム技術を、駐車場関連の作業軽減に役立てている。

 

さらに当日は、展示会のほかにセミナーも同時開催。同社営業企画部販売促進グループの山本貴大氏が講師を務め、同社独自のPL指標を用いてスマート遊技機の現状・動向を分析した。

同展示会&セミナーは、5日に名古屋、9日に大阪、12日に福岡へと場所を移し開催される。

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