同フォーラムは年3回の開催を予定しており、ホール企業11名の女性社員が「キャリアプランニング」について現状抱える問題などを抽出し、セミナーやディスカッションなどで研鑽や議論を重ねて答えを導き出していく。最終回には各社の役員に対しその成果をプレゼンする時間が設けられており、今後自社で役立てていくことを目標としている。
冒頭で挨拶に登壇した前田竜哉委員長は「企業のなかの女性比率はまだ低い。女性がどんどん活躍しないと多様性は生まれにくい。多くの女性が活躍すれば、それが最もわかりやすい多様性となる。女性活躍は企業にとって大いなる成長戦略。みなさんが活躍することで企業も業界もさらに発展する」と述べた。
セミナーではエンタテインメントビジネス総合研究所の立川美夏子氏が登壇し「インバスケット」と呼ばれる判断・決定力強化のためのトレーニングゲームを行った。立川氏は「目の前の物事を全部やらなければいけないという考えでは、優先順位は決められない。まず『すること』『しないこと』を分けたうえで、緊急度が上がる前に重要案件を処理していくことが大切だ」と指摘した。
続くグループディスカッションでは、各グループに分かれてテーマを決定し、企画を立案し協議を行った。
同フォーラムの最後には、日遊協九州支部に福山裕治支部長が登壇。「参加者のみなさんがここで話し合ったことを自社に持ち帰り報告するとともに、新たな働き方の選択肢を作っていくことが重要だ」と挨拶しフォーラムを締めくくった。
なお、同フォーラム終了後懇親会が開かれ、参加者は交流を深め意見交換を行った。