贈呈式で川口代表理事は改めて謝辞を述べるとともに、500店舗達成の背景に、ここ数年で急速に普及した低貸玉営業が追い風になっていたとの認識を示し、導入店の約65%にあたる346店舗(4月末現在)が低貸玉営業実施店であることを報告した。iクリアシステムは遊技機本体に組み込まれている貸玉機構を使わず、かつプリペイド方式を介さない現金システムによる貸玉分離方式をとる。貸玉をユニットから遊技機本体の上皿にかけわたしたノズルから流し込む仕組みで、売上管理データセンターと通信で結ばれた各ユニット側のみの調整で貸玉料金変更に対応できるが、近い将来に税率の引き上げが予測される消費税への対応システムとしても注目を集めている。
これに対して川畑社長は沖縄県内でも低貸玉営業が増えつつある現状に触れ、同社でも7店舗あるチェーンのうち1店舗で1円パチンコに取り組んでいることを説明。ただ今回の導入については台あたり月額100円という低額なランニングコストを高く評価したことが一番の理由だったと応じた。ちなみにiクリアシステムの導入は同社チェーンでは今回で2店舗目。いずれも通常貸玉営業店で、パチンコ・パチスロ全台導入というスタイルも共通だ。三州観光開発は沖縄を代表する指折りの地元有力企業。