太陽G・東原社長が総務省後援の表彰式で講演

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 北海道のパーラー企業・(株)太陽グループの東原俊郎社長は3日2日、都内で開かれた「ちいき経済賞表彰式」(後援/総務省、日本経済新聞社)で記念講演を行った。

 「ちいき経済賞」は(社)地域経済総合研究所(岡田康司理事長)の公益事業の一環として平成7年から行われ、今年で12回を数える。独創的なアイデアや新しい取り組みによって地域振興・地域経済の発展に貢献した中小企業、団体を対象として表彰するとともに、受賞者の取り組みを広く一般社会に公表することを目的としている。

 太陽グループは平成14年、それまでの社内NPO法人の取り組みや東原社長個人によるさまざまな社会貢献活動が評価され、同表彰式で「グランプリ総務大臣賞」を受賞した経緯があり、今回の記念講演につながった。

 東原社長は自身の半生を笑いを交えながら披露しつつ、少年野球場の建設、保育園の開設、ワイン用ぶとう畑の地方自治体からの譲受などをはじめ、これまで北海道内で取り組んできたCSR(企業の社会的責任)について触れ、「わたしは若いころに文字通り貧すれば鈍するという生活を送り、悪いことも沢山やってきた。現在これだけ社会に貢献ができるのはこの貧すれば鈍したことで、初めてわかったことがあったから。本日受賞された企業の方々も挫折を味わったからこそ今があるはず。受賞者の地域に貢献している取り組みを知り、わたしの行ってきたことが間違いのないものだと確信を持てた」と述べ、今後も金銭面だけではない貢献活動を幅広く取り組んでいく考えを強調していた。

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