冒頭、挨拶に立った綾部社長は「4号機が市場にあるなか、5号機の置かれている立場は厳しい。5号機への移行がスムーズにおこなわれるような雰囲気づくりをしていきたい」と意気込みを表明。総発売元の(株)トレード・松田貴秋専務は「これまでに50機種余りの5号機が発表されているが、4号機との併設のなかでパーラーを5号機に導くことができなかった。これから山場を迎えることになるが、今後もどうすればパーラー、ファンに納得し、楽しんでいただけるのかを常に考えて機種開発に臨みたい」と述べた。
同機で注目されるのは、リプレイタイム(RT)を巧みに取り入れたさまざまな機能。その目玉となる「ハマリ救済機能」は、規定ゲーム数間にボーナスが成立しなければ次回ボーナス成立までのRT(以下、無限RT)が発動するという、4号機における「天井機能」に近いもの。25φ機はボーナス間で978ゲーム、30φ機はBB間で998ゲーム、RB(同機ではBaby)間で457ゲーム、がそれぞれ「天井ゲーム数」となる。
また、設定変更後に「無限RT」が発動する機能も搭載しており、多くのパーラーで課題となっている“朝の稼働”に貢献する機能といえる。
25φ機のみに搭載されているRT「ホームタイム」は、チェリー成立の約7割で「無限RT」が発動するもので、同時抽選機能により残りの約3割はボーナスとなるため「チェリー成立=ボーナス」となる仕組み。なおRT中は25φ機でベース105%、30φ機で同99%。ボーナスは2枚掛け15枚払出のオールジャックゲームタイプで、目押し不要でBB312枚、Baby132枚が獲得できる。
演出面では、今年3月に発表された『ウイニングレッド』の「ボーナス告知モード」を踏襲。告知モードは、レバーオン時に告知する「完全先告知」(モード0)、第3停止ボタンオフで告知する「完全後告知」(モード1)、リール回転スタート時に音が変化し、第3停止ボタンを押し続けて鷹が鳴けばボーナス確定となる「ネジネジチャンス告知」(モード2)、リール左右のパネルで期待度をナビする「サイドパネル告知」(モード3)、モード0〜3がランダムで発生する「ランダム告知」、の5つから店側が任意のモードを選択できる。ボーナス中のBGMは、ツールドフランスでお馴染みのT-SQUARE「チェイサー」が流れ、高揚感を増幅させる。
両機種ともに納品は10月15日から全国一斉にスタートする。