厚生労働省の受動喫煙対策専門委員会は7月9日、都内で第7回目となる会合を開き、昨年来から議論を続けている第二種施設での加熱式たばこの取り扱いについて、パチンコ店が含まれる「指定たばこ専用喫煙室」の経過措置は現状を維持、飲食を伴う「既存特例飲食提供施設」は、3年程度現状の対策を維持する方向性を示すなどした。加熱式たばこ専用喫煙室で、喫煙とともに遊技・飲食等を可能とする現在の経過措置は、当面の間継続されることとなった格好だ。
同省は、加熱式たばこの副流煙中に有害物質が含まれることは報告されているものの、人体への影響に関する科学的知見が現時点で十分に蓄積されているとは言えないことを理由に挙げた。一方で、会議ではある委員から現在の研究成果をもとに、加熱式たばこの受動喫煙による有害物質への曝露が懸念されている点に触れ、予防原則を適用して紙巻きたばこと同じ扱いにすべきであるとの厳しい見解も示された。
今後同省では、次回会合で最終的な取りまとめを行うと同時に、引き続き加熱式たばこが健康に与える影響等について研究を進めていくとしている。
