東京都遊技業協同組合の阿部恭久理事長(全日遊連理事長)は9月27日の都遊協理事会で、高射幸性パチスロ機の設置比率の問題に触れ、
「今、6号機の(保通協試験の)適合状況が非常に悪い。10月から売り出される機械も出ているが、来年1月末までに設置比率15%以下にするためには、全日遊連の予想で5万3,000台を入れ替えていかなければならない。そうした中で5万3,000台の入替えができるような機械が売られるのかどうか、非常に大きな課題だと思っている。この点については日電協とも折衝を重ねている。警察庁に対してもこうした状況だと(目標達成が)非常に難しいという話をさせてもらっている」と述べ、6号機の適合状況の低さに懸念を示した。
一方で、阿部理事長は、高射幸性遊技機の削減に向けた自主規制は業界自らが決めたことだと強調し、「どういう形で守っていくのかも大事。組合員が結束し、一緒に進んでいく状況を作っていかなければならない」と述べ、設置比率の目標達成に向けて組合員に理解と協力を求めた。
なお、日電協の調査では7月31日時点の全国のパチスロ設置台数は167万9,226台で、このうち、高射幸性パチスロ機は30万5,278台、設置比率は18.18%となっている。