ダイバーシティとは性別や人種に限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、多様な人材を広く活用することで生産性を高めようとするマネジメントのこと。有能な人材の発掘や斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへ対応するため、ホール企業も近年、積極的に推進している。
同社ではダイバーシティ推進に関して「女性活躍推進」、「働く環境の整備」、「ダイバーシティの全社浸透」の3つの指針を掲げており、報告会では2014年度より取り組んできた「女性活躍推進」を中心に、北海道営業部から九州営業部までの9営業部が1年間の活動成果、次年度の目標を同社幹部の前でプレゼン形式で発表した。
主な取組み内容は、女性役職者(役職志望者)の維持・向上、男性社員向けのダイバーシティ研修、スキル向上のための勉強会・テストの実施など。こうした取組みを通じて自らがリーダーシップを発揮し、ロールモデルとなることで女性が活躍できる環境の創出や女性社員の定着につなげていくことを全社員で共有、浸透させることとした。
最後に韓裕社長は「活動を通して様々な不安や葛藤があったと思うが、それを乗り越えて着実に成果を挙げ、実りある成果を報告してもらい大変力強く感じた。この先も大きな壁や課題があると思うが、皆さんと共にダイバーシティ推進、働き方改革に向かって今後も取り組んでいきたい」と激励した。