6月末現在の新基準に該当しない回胴式遊技機(パチスロ機)の設置比率が前月末比0.21ポイント増の46.44%で推移していることがわかった。7月20日に開かれた理事会後の全日遊連定例記者会見で報告された。
新基準に該当しないパチスロ機の設置比率は前月5月までは順調に低下。今年1月末時点で60.80%だった設置比率は5月末までに46.23%へ14.57ポイント減少していた。
しかし6月に設置比率が上昇した理由について阿部理事長は、「パチンコを外してパチスロに切り替える動きが出てきたため」と説明した。
また年内に期限を区切られた検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ機の撤去に関連し、パチスロ機との入替により対象機が撤去されるケースにも何らかのインセンティブを求めたい考えを阿部理事長は示し、すでにパチスロメーカー団体の日電協に対し検討を要請。日電協からは「検討させてほしい」との回答を受けていることを報告した。