規制対応のタイムスケジュールが焦点に!

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 9月16日からの型式試験方法の変更により、ナビ機能で出玉を増やすAT・ART機(ART機はボーナス比率の低いタイプ)の適合に通常ベースの大幅な引き上げが条件づけられ、従来のようなAT・ART機の今後の製造が事実上不可能となった問題で、全日遊連の阿部理事長は9月19日、これまでに受けてきた日電協・日工組の説明の中に、既設および中古機の扱いに関する内容は含まれていなかったことを明らかにした。同日都内で開かれた全日遊連理事会後の定例会見で報告した。

 今回の事態を受け、既設AT・ART機および当該タイプの中古パチスロ機の扱いがどうなるかがひとつの焦点に浮上していたが、阿部理事長は、「現在までは従来通りだ」と述べ、現状、規制の影響が既設および中古機に及んでいないとの認識を示した。

 一方、日電協・日工組のメーカー2団体が今後開発されるパチスロ機からAT・ART機能(ナビ機能)が及ぼす出玉性能への影響を徐々に減衰させ、また従来サブ基板制御が主流だったAT・ART機能を主基板制御に移行させる対応方針を検討していることに関連し、阿部理事長は、対応方針の具体的な内容やタイムスケジュールがわかり次第、全日遊連組合員への周知を図っていく考えを示した。

 主基板制御への移行は行政の意向を受けたもの。主基板に同機能を移すことで、サブ基板が出玉性能に及ぼす影響を根本から排除する意味合いがある。

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