東京都遊技業協同組合の機械対策委員会と青年部会は7月18日、恒例の「サマーフォーラム2014」を開催。当日は①最新ゴト対策、②若年層の獲得、③風営法、の各テーマに沿って講師が講演した。
最新ゴト対策では、セデック(株)検査部の阿部覚課長がパチスロを狙うショートゴトやクレマンゴト、パチンコの磁石ゴトや不正主基板などの不正事例を紹介。その他、ARTを不正に操作するショートゴトや電波ゴト、サブ基板交換ゴト等の仕組みや監視ポイント、対策について解説した。
若年層の獲得では、早稲田大学理工学術院の大野髙裕教授が「パチンコ・パチスロ業界における若年層獲得のためのアンケートデータ分析」を報告。この分析では、対象となる若年層を①遊技の意向がある人、②遊技する人、③遊技を継続する人、の属性に分け、各属性の特徴や特性を把握。その上で、いかに若年層の増加を図っていくのか、各属性に合わせて提案された。
風営法については、(株)のぞみ総研の日野孝次朗行政書士が「ここは知っておいてほしい風営法のリスク」と題して講演。営業所の範囲や従業者名簿、許可条件など10項目について再確認し、行政処分のリスク等を説明した。