サミーとセガが電撃合併

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 サミー(里見治社長/東京都豊島区)及びセガ(佐藤秀樹社長/東京都大田区)は2月13日、それぞれの取締役会で今年10月1日を目処に事業統合を行う事を決定、覚書を締結した。

 サミーは1975年に業務用ゲーム機やアレンジボーヘルなどの遊技機を開発・製造・販売する会社として誕生。その後各種ゲーム機をはじめ、パチスロ、パチンコ事業で大きく発展している。またセガは1951年に創業、1960年に設立、家庭用ゲーム機などコンシューマー事業、アミューズメント機器販売事業及びアミューズメント施設運営事業を3本柱とする総合的なエンタティメント事業を国際的な視野で展開している。

 今回の事業統合に関してサミーの2月13日付の広報資料は、

「両社は世界的な総合エンタテインメント企業として揺るぎのない地位を確立するために双方の経営資源を統合し、最大限にシナジーを発揮することにより企業価値を最大限に高めることを目的として、事業を統合することに基本合意。…事業統合後の会社が双方の持つアミューズメント及びコンシューマ分野のコンテンツのシナジーを最大限に活用することにより、双方の技術開発力とサミーの高成長力及びセガの世界的なブランド力を融合し、その結果、アミューズメント分野、ゲーミング分野及び家庭用ゲーム分野までを事業領域としてカバーして全世界の幅広い年齢層、及び多種多様なお客様を対象とする世界的に類を見ない総合エンタティンメント企業としてのプレゼンスを確立することが可能であると確信している」

 と説明している。なお、サミーの資本金は80億700万円で平成14年3月期売上高が1642億円。一方のセガは資本金1275億円、平成14年3月期売上高2063億円といずれもサミーを上回っているが、セガは平成12年3月期マイナス428億円、平成13年3月期マイナス517億円、平成14年3月期マイナス178億円と3期連続で赤字を計上している。

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