現金CRユニット、保通協と事前協議へ

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 全日本遊技事業協同組合連合会(山田茂則理事長)は9月15日、東京・新橋の『第一ホテル東京』で定例の理事会を開催。その後の記者会見で山田理事長は、焦点の「ノズル式現金ユニット」と旧要件CR機との接続問題について、「現在はユニット単独試験の実施に向け試験機関である保通協と事前協議を行っている段階だ」と説明した。

 この「ノズル式現金ユニット」は、従来に見られるカード等の媒体を一切不要にした、まったく新たなタイプのCRユニット。全日遊連と玉貸機メーカーら13社が集結した認証協(有限責任中間法人電子認証システム協議会)で4年前から共同で開発してきたもので、イニシャルおよびランニングコストの両面で格段のコストダウンを目指したものと伝えられている。

 ただ、このノズル式に限らず先行プリペイド8社から今後発売予定の新ユニットと『CR新海物語』シリーズに代表される旧要件CR機との接続は、CR機に関する旧規則下の“一体型式”との定義が引き続き適用されることから、ユニット部分を型式から開放した新規則施行以降でも、型式試験に類似するユニット単独検査をパスすることが条件づけられている。新要件機との接続は新・旧どちらのユニットでも届出のみで可能だ。

 ユニット単独検査は、「異例の配慮」として今回、行政側に特別に認められたもの。検査実施に向け、保通協、日工組、日電協、先行プリペイド8社および認証協、全日遊連の6者は、「貸出装置接続検討会」という協議機関を設置。7月から8月にかけて4回の会合をもったほかに2回の分科会を開催。検査細目等について協議を行ってきたが、冒頭の山田理事長の発言は、その協議がいよいよ大詰めを迎えていることを報告したもので、ユニット単独試験が近く実施されるだろうとの見方を示唆した。

 一方、山田理事長は、認証協傘下メーカーが今後保通協申請を目指すユニットに、ユニット側で貸玉を払いだすノズル式と、遊技機側の貸玉払出機構を使う従来方式に対応した現金ユニットの2つのタイプが存在することに言及。「それはノズル式の接続が困難になった場合を想定したものなのか」との記者団からの問いを完全に打ち消した上で、「単純に2つのバージョンがあるということだ」と説明。カード等の媒体の有無の違いがあるだけで電気的な信号のやり取りが従来方式と「何ら変わらない」(山田理事長)との理由から、この「ノズルなし」タイプの試験通過が先になるだろうと述べた。ノズル式については遊技機側にある玉貸払出機構を使わないため電気的な信号のやり取りが従来方式とは異なってくることから、誤作動がないかどうかを確認するため保通協申請の前段階として日工組との協議に入っている。

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