方針案で「適正価格」として示されているのは、チューリップ台などのロースペック機の価格。具体的にはチューリップ台13万8000円以下、羽根モノ台19万8000円以下、パチスロ5 号機18万8000円以下を要望。今後発売予定のパチスロ4 号機についても、設置期限が最大で07年6 月末までと限られていることから、検定有効期間を軸とする価格設定を提案、検定有効期間が20ヶ月なら20万円、10ヶ月なら10万円といった価格を例示している。
さらに方針案では、
(1 )遊技機のレンタル制度導入による5 号機の設置比率の拡大
(2 )各メーカーの販売遊技機のリストアップと販売時期等の情報開示の必要性
(3 )5 号機の検定通過および販売情報の開示の必要性
(4 )「遊べる5 号機」と「低射倖性パチンコ機」の広報、テレビCM
(5 )5 号機のリール制御の緩和
(6 )5 号機の円滑な中古流通
といった検討課題も列記されている。
一方、とくにみなし機の撤去に伴う対策として、代替機となる現金機の適正価格に13万円以下を要望。またロースペック機を対象とした値引き以外の面でも、支払い条件の緩和や、導入3 ヶ月の稼働が半分以下になった場合には、下取り値引き(販売価格の3 分の1 以上)を求めたい考えも示し、今後、上部団体の全日遊連に対しても同方針案を提示していく構えだ。