パチスロ『北斗の拳』の対策部品の取付決定

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 人気パチスロ機『北斗の拳』(サミー)の主基板盗難や主基板交換ゴト、打ち込み機使用などの各種不正行為を防止するため、全日遊連ではこの度、サミー製の「対策部品」を取り付けることを決定した。7月22日付で取付作業の実施要領資料を各都府県組合に文書で通知した。

 対策部品の取り付けは、原則、市場にある全ての『北斗の拳』が対象。店舗に設置されている機械のほか、パーラーの倉庫などに保管されるものも含まれる。対策部品は、コネクター部を覆う2個の透明プラスチックカバーと、6枚の封印シールから成る。「対策部品」は無償で配られる。

 取り付けまでの主な手順は、昨年の『新海物語』の認定作業の手順とほぼ同じで、まず各都府県組合が傘下組合店舗に設置される台数の調査と主基板管理番号の確認を実施。各都府県組合は組合内の設置台数等をサミー本部窓口に報告し、その後、必要な個数の対策部品が都府県組合経由で組合員店舗に届けられ、各店舗に到着した対策部品は、各都府県組合が任命した巡回班の立ち会いのもと、取付作業を行うことになる。対策部品の取付作業が完了した店舗は、管轄警察署への変更届の提出が必要となる。

 ただ、今回は、プラスチックカバーを取り付けるコネクター部が取り付けにくい箇所にあるため、1台あたりの作業に時間がかかると見られ、立ち会い班の確保や取付作業の実施時間帯など、各都府県組合で調整が必要になりそうだ。

 また、対策部品の取り付けは原則、全台とされながらも、すでに独自で対策を施している店舗などはメリットも少なく、作業の煩雑さなどを考慮すると、取付けを実施しない店舗も出てきそうな気配だ。

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