マルハン子会社、コーヒー事業に参入

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 マルハンの飲食事業を担うエムフーズ(韓俊社長)はこのたび、シアトル系コーヒーショップ『ゾッカ』を出店し、スペシャルコーヒー事業に新規参入する。

 同社はこれまでマルハンの各パーラーに併設するかたちでM"sキッチンやカフェバンカレラなどの飲食事業を展開してきたが、今回新たに立ち上げた『ゾッカ』事業では、米国ワシントン州シアトルで独立系コーヒーショップを展開するゾッカコーヒーロースター&ティーカンパニーとライセンス契約し、ゾッカコーヒーを展開していく。まずは3月3日に東京・赤坂に『ゾッカコーヒー赤坂店』を出店し、今後は年5〜10店舗のペースで100店舗の出店を目指す。

 2月24日の『赤坂店』プレオープニングパーティーで韓社長は、「成熟しつつある産業ではあるが、お客様から求められるものはより高くなっている。本物にこだわるコーヒーショップがあってもよいと思い、ゾッカの品質にこだわる姿勢に共感し、提携することとなった」と参入理由を語った。

 ゾッカブランドの国内1号店となる『赤坂店』は、地下鉄赤坂見附駅から徒歩1分の立地。モダンカントリーをコンセプトとした店内は、クラシカルな落ち着いた造りの1〜2階構造。座席数は35席で、店内は禁煙。エスプレッソやカプチーノ、カフェラテなどのコーヒーは、スターバックスやタリーズコーヒーなどと比べ約1〜1.5割高い価格設定となっている。またシアトル系ショップでは初めてガージョリという黒ビールも提供する。

 ゾッカ事業部の横井山悟史部長は「ターゲットとする層は30代の女性。まずはしっかりとブランドを高めたい」と語った。

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