パチスロDI値、調査開始から最悪の結果に

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 (株)エンタテインメントビジネス総合研究所(東京都台東区・藤田宏社長)が四半期ごとに実施している「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の最新結果(9月調査時)が10月16日に発表され、全般的現況の業況判断DI値が前回調査時(6月)のマイナス8.9から15.7ポイント低下、マイナス24.6に大幅に悪化していたことが分かった。

 このDI値は「良い」の回答率から「悪い」の回答率を差し引き、それを指数化したもの。マイナス幅が大きければそれだけ不況感が強いことを意味する。今回の有効回答数は48社。

 今回示されたマイナス24.6は過去2年間では最低の水準。3ヶ月後の12月時点の見通しでもさらに9.8ポイント悪化、マイナス34.4という予測が示されている。

 全般的業況に関するDI値をこのように大きく押し下げた最大の要因はパチスロの稼働状況DI値の極端な悪化だ。前回のマイナス14.3から36.5ポイントも低下、マイナス50.8と、2000年の調査開始から最悪の結果となっている。

 ちなみに今回のパチンコの稼働状況DI値は4.9。前回比4ポイントの低下だが、今年3月調査時から3四半期連続でパチンコはプラス圏を維持している。

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