マルハン、マカオのカジノ事業に参入意向

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 パーラーチェーン最大手の(株)マルハン(鈴木嘉和社長)が、マカオの大型総合テーマパーク「十六浦(ピア16)」に参入する意向にあることがわかった。実現すれば、マカオのカジノ事業に初めて日系企業が本格参入することになる。アジア各国などの経済・ビジネス情報を配信しているNNAが報じた。

 マルハンが出資するのはマカオでカジノ事業などを手掛ける香港上場企業「マカオ実徳」の100%出資会社「Golden Sun Profits Limited」の傘下にある「World Fortune Limited(世兆有限公司)」。世兆有限公司はピア16事業に49%出資しており、マルハンは21.5〜41%を出資することで同事業の約10〜20%の権益を保有する。

 7月27日に意向書を交わしており、8月末までには正式合意する予定。マルハンはGolden Sunに対してデューデリジェンス(適正評価手続き)を進めており、保証金として1億香港ドル(約15億円)を支払った。関係者によると「ピア16」はカジノホテルを中核とした大型複合施設で、今年末〜2008年にかけて段階的にオープンする予定という。

 マカオ実徳の担当者は「日本のパチンコなどの娯楽産業は今後、発展が望めることから、認可を得られれば進出する可能性もある」と答えており、日本のパーラー経営の進出をねらって今回マルハンとの業務提携を進めている感が強い、NNAは伝えている。

 また、本誌の取材にマルハンの関係者は「(NNAの)報道が現在明らかにできるすべてのこと」とコメントしている。

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