新時代のサービスにマースが多様な提案

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 (株)マースエンジニアリング(東京都新宿区・松波明宏社長)は7月19、20日の2日間にわたり、新製品発表内覧会を同社本社で開催。卓上型の景品自動払出機『m-9500』やワゴンサービス用端末、それに参考出品としてテレビ付サンドおよびエア搬送を実現した紙幣搬送システムなどを発表した。

 『m-9500』の最大の特長は卓上型でありながら据え置き型と同レベルのスムースな払出し動作を実現した点にある。据え置き型は大掛かりな工事が伴うため新規店に導入されるケースが比較的多いが、卓上型でも据え置き型に遜色ない払出し動作を実現したことで既存店への普及が期待される内容に仕上がっている。

 ワゴンサービス用端末は同社の『パーソナルPCシステム』に対応したもので、お客が巡回中のワゴンを呼び止めてドリンクなどを求める場合に、パーソナルPCシステムに使用されるカードを用いて、カードから代金分の玉数を引き落とす決済端末に位置づけられる。『パーソナルPCシステム』はカード一枚で貸玉から貯玉、それに計数まで各台ごとに完結できるため玉箱の積み上げを不要としているのが特長。重労働の玉箱の持ち運び業務からスタッフを解放したシステムとしても高く評価されている。

 一方のテレビ付サンドではさまざまなサービス・コンテンツを用意。たとえばドリンクをオーダーする場合、タッチパネル式の画面を雄だけで店内のドリンクカウンターにそのオーダーが転送される仕組みになっているが、決済はドリンクを引き渡す際にリモコン操作で代金分の出玉を引き落とすことができる。同様にたばこであれば今度は景品POSと連動させる形で決済し、お客の席までたばこを届けることもできる。また会員サービスとして気になる他の台などの稼働履歴が見られるコンテンツも注目された。

 エア搬送システムは島内をめぐる樹脂パイプに風を送り込み、その風圧で紙幣を搬送する技術力の高さが目を引く新製品。従来の搬送システムに比べ島内は樹脂パイプ一本が通っているシンプル構造になっているためメンテナンスが格段に楽になっているのが特長で、いわゆる『R島』にも対応、さらに搬送された紙幣を島ごとに集中管理できるのも大きな魅力になっている。なお同社ではこのエア搬送の仕組みについて現在特許を出願中だ。

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