大和工業、民事再生法の適用を申請

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 パチンコ機メーカーの大和工業(株)(名古屋市・重光進社長)が5月1日、東京地裁に対し、民事再生手続開始の申し立てを行っていたことが分かった。毎日新聞の報道によると、負債総額は約23億円にのぼるとみられている。

 これに伴い同社と資本・業務提携を結んでいるトランスデジタル(株)(東京都千代田区・林弘明社長、ジャスダック上場)は5月2日、同社のホームページ上でニュースリリースを発表。大和工業に対する債権約7億4000万円について取立不能になっていることを明らかにした。トランスデジタル社はITシステムの開発、IT機器販売などを手がける企業。2005年9月に大和工業との資本・業務提携を締結し、大和工業が製造する遊技機にかかわるプラスチック成型品類や各種部品類を取り扱っていた。

 大和工業は型式適合第1号機となった02年の『モンキーバナナ』を皮切りにパチンコ機メーカーとして新規参入。05年5月には日本遊技機工業組合への正式加入を果たし、昨年10月には業界団体の同友会のプライベートブランド機として大当たり確率が約1/30という低スペック機『CRチューリップ物語IV』をリリースするなど業界の話題をさらっていたが、直後に不具合などのトラブルが発生。その後も新機種をリリースしていたが、販売は伸び悩んでいた。

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