警察庁生活環境課は4月19日、「平成18年における風俗関係事犯等について」を発表。その中で、2006年末時点の全国のパーラー軒数が前年比491軒減の1万4674軒、遊技機設置台数が同3万8183台増の493万7381台だったことを明らかにした。
パーラー数の減少はこれで11年連続。店舗数が減少して設置台数が増える“ねじれ現象”も2004年(平成16年)以来2年ぶりに再発した格好だ。
ねじれの背景にあるのは店舗の大型化だ。1店舗あたりの平均設置台数は年々増加の一途をたどり、06年は前年比13.4台増の336.5台。10年前の96年(平成8年)の268台より68.5台多い水準となっている。500台を超えるパーラー数は前年比で274軒(15.3%)増え、2068軒に伸びていたことも分かった。
またパチスロ機の設置台数は、前年比6万7006台増の200万3482台と、史上初めて200万台を突破した。パチスロ機の前年増は12年連続。ただパチスロ専門店は同166軒少ない2086店舗で、97年以来続いていた連続増加記録も9年でストップした。
一方のパチンコ機は、前年比2万7987台減の293万2952台。10年連続で前年比減となっている。