機種説明で不燃ゴミを抑制、植林活動とも提携

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 パーラースタッフの人材育成や斡旋、また危機管理、経営、財務など各種コンサルティングのほか幅広い領域でパチンコパーラーを総合サポートする(株)パック・エックス(本社/東京都港区・井手誠三社長)は7月17日、同社本社で記者会見を開き、店内POP関連分野で事業展開している「ALL7.jp」に、ラミネート加工を不要とした新サービス「エコ・セブン」を追加する方針を発表した。

 ALL7.jpは台間に取り付ける機種説明のインターネット・ダウンロードサービス。現在までに全国で3200店舗が利用している。

 会見で説明にあたった同社プロモーション部コンテンツ課の中村恵美課長は、「このサービスを利用して頂いている会員パーラー様から、環境問題が世界的な課題となっているなか、台入替で不要になった機種説明を廃棄する際にラミネートも一緒に不燃ゴミとして捨てなければならない点を指摘されたのがキッカケ」と新サービス立ち上げの経緯を報告。こうした指摘を踏まえエコ・セブンでは台入替時でも透明ファイルから機種説明のペーパーだけを取り出し、次の台の機種説明に差し替えを可能にしたことを強調した。

 また透明ファイルが消耗し、新しいものに替える必要が生じた場合でも、指定のリサイクル工場(埼玉県)が買い取りに応じるシステムを構築した点も説明。取り寄せた新しいファイルケースに古いファイルを詰め替えて指定リサイクル工場に宅急便で送るという手順で、買取価格は1キロ90円(1キロはファイル50枚)と付け加えた。

 さらに今回はNGOの熱帯森林保護団体(東京都世田谷区・南研子代表)と提携。リサイクル工場が買い取った金額を同団体が取り組むブラジル・アマゾンの植林活動に寄付できるスキームも提案しており、中村課長は「環境保護という観点から寄付活動へのご参加についてもご検討頂ければと思います」と述べた。

 9月までのエコ・セブンへの切替は約3200店舗のうち約1000店舗の見通し。

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