東京消防庁、都内店舗に火災予防の徹底を要請

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 東京消防庁は7月10日付で東京都遊技業協同組合に対して「パチンコ店舗における火災予防対策の徹底について」という依頼文書を通達した。文書は、6月に都内のパーラーにおいて相次いで火災が発生したことを受けてのもので、都遊協に対して組合店舗に火災予防対策の周知徹底を図るよう要請している。7月24日の都遊協理事会で総務委員会が報告した。

 東京消防庁が依頼した火災予防対策は、(1)スロット機等の点検、(2)避難施設の管理の徹底、(3)火災発生時における自衛消防活動の再確認など。とくにスロット機等の点検に関しては、島の内部に落下したメダルが積もり連なることで変電装置等と接触し、発熱して火災に至るケースがあったとして、「定期的にスロット機下部の点検を行いメダルが落下していないか確認を行うこと」や「メダルが落下しないようベルトコンベア又は蛇腹管が確実に接続されているか確認を行うこと」を要請している。

 また都遊協では、スロット機に関してはゴト対策等で台の開閉を厳重にしていることから内部の火災を発見しても消火活動に手間取ることがあるとし、「まずは予防対策の徹底を」と呼びかけた。

 なお、都遊協では今回の通達を受けて、遊技場メダル自動補給装置工業会にも同様の文書を提出、メーカー側にも現況把握と対策を求めている。

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