第1部ではノンブル・マーケティング(株)・齊藤晃一社長が「大手はここまでやっている『最新会員分析手法』と『市場分析』」をテーマに講演。
パチンコパーラーにおけるマーケティングについて、「顧客の可処分所得、可処分時間、そして『可処分意識』(何を欲しているのか)を勘案し、それに対応したものを提供する」「勘や度胸に頼った施策ではなく想像力と知識を身につけ、信頼に足る数値で判断、決断する仕組み」が大切と指摘。
統計・データという普遍の尺度による市場分析に基づいた「儲けるための仕組み」作りこそがマーケティングであると訴え、一方で業績の悪い店舗は「するべきことが見つからない」「するべきことができない」「するべきことが間違っている」等の要因を内包していると指摘した。
続く第2部では業界コラムニストのPOKKA吉田氏が「仕様変化と販売方法変化でマーケット激変へ」をテーマに、「中古機点検の厳格化」「遊技機スペックの変化」「一物二価問題」が今後業界にどのように影響するのか解説。設置中の事前点検確認が不可となる点について「大量先行導入は下火になるかもしれないが、これは必ずしも全てのパーラーに有利に働くとは限らず、むしろ各店の遊技機選別、営業センスがよりシビアに問われることになるのではないか」等と分析した。