「構造改革」をキーワードに3つの視点で語る

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 パールマーケティングソリューションズでは2月22日の東京を皮切りに全国3都市でセミナーを開催した。

 経営環境が激変する時代を勝ち残るためのキーワードを「構造改革」に求め3つの視点からレクチャー。

 第1部ではエスサポート・三木貴鎬代表取締役が「スロット復権の兆しあり〜今からやるべき機械戦略」をテーマに、なぜ、今スロットに注目するのか、この機会を活かすために何をするべきなのかについて解説。特にART系で長期運用に耐えうる機種が登場した点を重視、今後も同等の魅力を持つ機種が登場する可能性に触れた上で、自店にとって導入機種がどのようなポジションとなるのかしっかり整理し、無駄、取りこぼしを避ける手法等について言及した。

 続く第2部ではパール社営業戦略室の海保洋典氏が「60万人アンケートで見えた顧客実態」として、同社が導入パーラーに設置する端末から得たアンケート分析に基づく遊技客の消費動向について解説。今こそ原点に立ち返り、顧客の視点、顧客の購買履歴を追うことが重要だと強調した。

 第3部ではビジョンサーチ社の桜井一英代表取締役が「激変するパチンコ業界構造改革の行方」と題し、業界が抱える構造的な問題や行政当局の方向性等について解説。

「顧客ではなく競合店の方向を向いた競争」や「事業の停滞から来る40〜50代社員の企業にとっての負担」等構造的に生じている問題に触れたが、一方で「他業種に比べれば恵まれている。パチンコ店の様な業態が全国で1万件以上、民間によって運営されているのは世界に例を見ないビジネスだ」と業界の優位性についても指摘した。

 また、セミナー冒頭では同社の竹村悟志代表取締役が、
「パチンコはこの先どうなるのだろう、という不安感に向き合うため、原点に帰りファンの声を拾うことから始める。これを可能とするためパールカードシステムを刷新した。ファンニーズは多様化しており、遊技業界も構造改革が迫られている」等と挨拶した。

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