金馬車の創業者、高濱正明氏が逝去

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 (株)金馬車の創業者、高濱正明氏が去る2月9日、逝去した。享年92歳。

 故人は大正7年1月17日新潟生まれ。北海道の呉服店に足掛け7年勤務した後、昭和13年、20歳の時に兵役に就いた。朝鮮半島、南方戦線を転戦後、昭和21年1月復員、生まれ故郷の新潟に戻り、農具を扱う仕事を開始した。

 さらにパチンコ機の販売業務を経て、昭和29年4月、茨城県日立市内に『パチンコ金馬車』第1号店を開業した。昭和32年、『レストラン金馬車』を開業、同時に会社の名前を金馬車と名付けた。

 その後もパチンコパーラーとフードビジネスのチェーン展開を中心とした事業の拡大、多角化を進め、金馬車を首都圏有数の企業に育て上げた。

 また、パチンコ業界の人材育成に注力を傾け、業界の地位向上、近代化に貢献した。その間、日立市観光協会理事、尚ヶ丘学園理事、(財)水戸更生保護会理事、日立福祉啓発協力会理事長などの公職も務めた。

 2月20日に日立鞍掛山葬祭場(茨城県日立市)で行なわれた故人の告別式には樫村千秋日立市市長、橋本昌茨城県知事、地元出身の国会議員、業界関係者らが多数駆けつけた。喪主は高濱正敏氏(金馬車代表取締役)。

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