紙幣搬送システム等の電子機器の製造及びカードユニット等をOEM提供するマミヤ・オーピーは5月13日、平成23年3月期(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)決算短信(連結)を発表。遊技機関連機器事業の好調を受け、売上高185億300万円(前年比21.8%増)、営業利益19億6800万円(同49.3%増)、経常利益17億1100万円(同32.0%増)、当期純利益15億3800万円(同38.8%増)と増収増益を計上した。
主力の遊技機関連機器事業では、OEMで供給するカードユニットの新製品(個別計数機能対応ユニット)が年間を通じて好調を維持するとともに、パチスロ向けメダル貸機の販売が一時期の低迷を脱し、前年同期を大幅に上回る実績を挙げ、これらに搭載される紙幣識別装置の売上も増大。これに加え、継続的なコスト削減への取り組みも着実に成果を上げており、APEC開催に伴う入替自粛の影響も懸念された程ではなかったことから、電子機器事業セグメントの売上高は154億5500万円、営業利益は20億5300万円と売上・利益ともに順調に推移した。
なお、次期の見通しについて同社では、東日本大震災及び原発事故の影響により、現時点での合理的な予想数値の算定が困難であるため未定としており、今後業績予想の開示が可能となった時点で速やかに開示するとしている。