池上周平主任
メイドインサービスは4月19日、オンラインで「第23回パチスロ定例セミナー」を開催した。
今回のセミナーテーマとなったのは、「SIRIUS（シリウス）で見る3月市場振り返り＆市場動向確認」。店舗診断サービス『SIRIUS』の会員ホール企業を対象として、同社が保有するパチスロ営業データを元に、市場全体や新台、注目機種の分析、運用のアドバイスを行った。講師は同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任が務めた。
3月のパチスロ市場は、スマスロ31,500台、6.5号機9,000台が新たに導入。これにより3月末時点でのスマスロの設置シェアは約38.1％に上昇、ジャグラーと6.5号機以外のS機の設置シェアは12.3％となった。一方、業績（3月）については、平均稼働が9,720枚（前月比-354枚）、平均売上27,237円（同-328円）、平均粗利3,692円（同-153円）、平均粗利率13.7％（同-0.4％）と軒並みダウン。中でも中射幸タイプ（コイン単価2.5〜3.49円）下落の影響が大きかったとした。
また、池上氏は貢献機種の見極めに、稼働減衰率を指標とする考え方も解説した。ノーマルタイプなどでは、減衰率判定で稼働推移予測が難しい部分はあるとしながらも、A＋ARTについては問題なく予想が可能と提唱。稼働1〜2週目の稼働減衰率10％以内、稼働2〜3週目の稼働減衰率15％以内の両方を保てれば、最低でも12週程度の稼働貢献が見込める考え方を示した。
今後の市場についても言及。「4月は22日の週に『L押忍！番長４』が控えており、3月の新台で疑似A含めタイプ的に多かったAタイプ機種から、王道のATタイプへ再度注目が集まっていくことが予想され、停滞感のあった市況の好転が期待される。5月からは『Lエウレカセブン4』に期待が寄せられており、『L炎炎ノ消防隊』にも注目したい」とまとめた。
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