【コラム】パチンコ“ラッキートリガー機”のスペックについて簡単に説明します

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2024年3月にも導入が開始となるラッキートリガー機能搭載のパチンコ機ですが、徐々に機械の内容が見えてきましたので、本日は簡単にスペックの特徴等について説明したいと思います(文=荒井孝太/チャンスメイト代表取締役)。

大きく分けて2つのスペックの作り方があります

ラッキートリガー機には大きく分けて2つの方向性のスペックの作り方があります。1つ目は低確率通りに大当たりをし、通常のRUSHのさらに上の最上位RUSHとしてラッキートリガーがあるスペックです。

これは『北斗の拳強敵』や『この素晴らしい世界に祝福を!』、『G1優駿倶楽部2』に『世紀末・天才バカボン~福神SPEC~』などが該当します。この中で『G1優駿倶楽部2』のみが初当たり後に5.5%だけですが、ラッキートリガー状態に突入する大当たりがあります。

しかし、それ以外の機械は全て初当たり後にはラッキートリガー状態には突入せずに、一度RUSHを経由してから数%~十数%の確率で最上位のラッキートリガー状態に突入するタイプです。これは今でも上位RUSH搭載機はボチボチありますので馴染みがあるスペックですね。

実質的にハイミドルタイプスペックとなる機械

もう一方のスペックは、『PLT OVERLORD魔導王光臨』『P緋弾のアリア 緋緋神降臨 ラッキートリガーver.』『P真・座頭市物語』のように、通常時の大当たり確率全てで図柄揃いをせずに、その内、一部の大当たりのみ図柄揃いを行い、一部は図柄揃いをせずに少出玉が出て何もなく終了のパターンです。

例えば、『PLT OVERLORD魔導王光臨』ですと、通常時の大当たり確率は約1/197.99となっておりますが、そのうちの40.5%は図柄揃いをせずに「ハムスケチャージ」というチャンス演出が発生、出玉自体は払い出しで200発は獲得できるものの殆どの場合はそれだけで終了。そのうちの0.5%(ハムスケチャージ発生時の約1.2%)でラッキートリガー状態に突入するようですが、それ以外はノーチャンスで終了となります。

そのため、『PLT OVERLORD魔導王光臨』の図柄揃い確率(実質的に、ユーザーから見て大当たりに見える確率は)約1/332.8となります。ちなみに、他の2機種も初当たり確率はどちらもライトミドル帯である1/199前後のスペックではありますが、『P緋弾のアリア 緋緋神降臨 ラッキートリガーver.』は約1/399、『P真・座頭市物語』は約1/319で図柄揃いするような作り方になっております。

このような作り方にするのは、ライトミドル前後の確率帯だと初当たり後のラッキートリガー状態への突入率はどうしても数%になってしまう形になりますが、実質ハイミドル的な作り方をすれば、図柄揃いからのラッキートリガー状態への突入率を高く感じさせることが可能になるからです。

例えば、『PLT OVERLORD魔導王光臨』ですと、初当たりの図柄揃い後にラッキートリガー状態に突入する割合は約25%、『P緋弾のアリア 緋緋神降臨 ラッキートリガーver.』ですと初当たりの図柄揃いは約1/399ですが、図柄揃いで最低でも1,500発以上の玉を獲得でき、図柄揃い後は(RUSHor時短引き戻しやらなんやらを考慮)約40%の割合でラッキートリガー状態に突入、『P真・座頭市物語』も図柄揃い大当たり1/319の約60%にてRUSHに突入、RUSH突入後の約20%の割合でラッキートリガー状態に突入といったスペックとなります。

初当たりはキツい印象になりますが、その後は他の機械よりは高確率で最も良い状態に突入しやすくなるというのがハイミドル的な作り方のスペックとなります。思えば、ラッキートリガー搭載機ではありませんが、『Pアズールレーン』なども同じようなスペックの作り方になっておりました。

マイルドなスペックで常に遊べるが僅かな確率で物凄い出玉を獲得できるようなスペックか、今のハイミドル機と同じような打感で更に出玉性能に特化させたスペックか、この辺りは打ち手の好みの部分もあるかと思いますので、そのあたりのユーザーさんの動きや感想を想像しながらラッキートリガー機が導入されるのを楽しみに待ちたいと思います。

◆プロフィール
荒井孝太
㈱チャンスメイト 代表取締役

パチンコメーカー営業、開発を歴任後、遊技機開発会社チャンスメイト(https://chancemate.jp/)を設立。パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受ける。

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