フィリピン最高裁、ユニバーサル元取締役岡田和生氏の訴訟を棄却

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ユニバーサルエンターテインメントは11月27日、フィリピン最高裁判所が同社元取締役岡田和生氏の訴えを棄却した件について発表した。本案訴訟は、岡田氏が統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を運営するTIGER RESORT LEISURE AND ENTERTAINMENT INC.(TRLEI)に対して起こしていた。

フィリピン最高裁判所は2022年4月27日、岡田氏の訴えに基づき、TRLEIの役員等から解任される前の2017年の状況を維持するとの原状回復命令(SQAO)を発出していた。しかし、最近の決定では、岡田氏の訴えは取締役選任に関する争議の提起期間を超えていたと判断され、彼のTRLEI株の保有は名目上のものであり、最終的な親会社であるOkada Holdings Limitedの支配株主ではないとの結論に至った。

この決定により、原状回復命令(SQAO)も即時解除され、TRLEIはフィリピン国内の金融機関との交渉を再開し、「オカダ・マニラ」の事業資金調達を含むさまざまな金融活動を進める予定だ。ユニバーサルエンターテインメントは今後、新たな発表がある場合には迅速に情報を提供するとしている。

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