ユニバーサルエンターテインメント、岡田和生元取締役から「オカダ・マニラ」を奪還

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ユニバーサルエンターテインメントは9月5日、同社の元取締役・岡田和生氏に占拠されていたフィリピンの統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」の施設および運営の管理権を奪還したと発表した。

同施設は、同社のグループ企業「TIGER RESORT,LEISURE AND ENTERTAINMENT,INC.※以下、TRLEI社」が運営しているが、去る5月31日、TRLEI社の元取締役であるトニー・コアンコ氏、建設業者のディンド・エスペラータ氏と、両氏が引き連れたパラニャケ市(※同施設が所在)の警官および私設警備員の計約50名が侵入。施設を占拠し、TRLEI社の役職員数名を強制的に施設内から退去させるとともに、主要な従業員を不当に解雇した。

以降、岡田氏とその指示を受けたグループが、施設および運営を奪取したまま同施設の運営を続けていたが、9月2日付けでフィリピンのカジノ運営公社「PAGCOR」が、岡田氏グループは新たにTRLEI社の取締役会を結成する権限はなく、岡田氏グループが率いるTRLEI社の取締役会を認めないことを決定。

その上で、PAGCORの代表者は、フィリピン国家警察の支援を受け、岡田氏グループが率いる取締役会、その代表者らに対し、上記の決議命令を執行。ユニバーサルエンターテインメントグループは、同施設の施設および運営の管理権を奪還した。

今後の予定についてユニバーサルエンターテインメントは「岡田氏グループは、主要従業員を不当に解雇し、さらには契約書等の証憑資料の廃棄や社外への持ち出し、実物資産の不当収得、デジタルデータの改竄等を行っていることが想定されることから、本件事案の調査、財務諸表への影響の検討など、運営体制の正常化に努めていく」としている。

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