広島県内のパチンコ・パチスロ185店が加盟する広島県遊技業協同組合(延川章喜理事長)の創立60周年記念大会が11月10日、広島市内のホテルで開催され、組合員や各界からの来賓ら約260名が出席し、組合の節目を祝した。
特に来賓挨拶では岸田文雄内閣総理大臣からビデオメッセージが寄せられた。岸田総理は、同組合が社会貢献活動の一環として長年取り組んできた暴力団排除活動や青少年育成活動などに敬意を表したうえで、「貴組合の健全な大衆娯楽としての事業活動は、長い歴史のなかで県民の皆様から支持され、楽しまれてきたものです。この60周年という輝かしい節目を契機に更なるご発展を遂げられ、地域社会への貢献を引き続き行っていただきますようお願いを申し上げます」と祝辞を述べた。
来賓ではその他、広島県・山根健嗣副知事をはじめ、広島県議会・中本隆志議長、広島市・前健一副市長、広島県警察本部・森元良幸本部長の代理として濵本博志生活安全部長、全日遊連・阿部恭久理事長がお祝いの言葉を述べた。
記念大会にあたり挨拶した延川理事長は、昭和38年6月の組合設立から身近で手軽な大衆娯楽を提供するため、血のにじむような努力を重ねてきたことを強調。その一方で近年、業界の市場規模が縮小していることに触れ、この先10年を見据えた業界の在り方を模索し、実践を図ることが重要だと指摘した。そのうえで、「60周年を節目として、組合創立の目的である相互扶助の精神を再確認し、未来に希望と夢をもって共に手を携え、皆様に信頼され、親しまれる身近で手軽な大衆娯楽を目指して努力をしていく」と決意を新たにした。
大会ではその他、広島県中小企業団体中央会会長表彰が行われたほか、60周年記念事業として、NPO法人広島こども食堂支援センターに対し400万円を贈呈した。さらに永年継続優良店舗、永年継続組合員の表彰を行った。