東京都遊協が依存問題の回復支援を行う認定NPO法人ワンデーポートに300万円を寄付

投稿日:

認定NPO法人ワンデーポートの中村努施設長(左)に寄付金を贈呈した阿部恭久理事長。

東京都遊技業協同組合は7月26日、新宿区市ヶ谷の遊技会館で7月定例理事会を開催し、ギャンブル依存の回復支援を行う認定NPO法人ワンデーポートに300万円の寄付金を贈呈した。

同施設は、依存問題を病気として一律に対応するのではなく、苦しんでいる当事者の生い立ちや環境、性格など個々の背景に目を向け、十人十色の対応をはじめた先駆者的な施設で、都遊協ではその趣旨に賛同し、2009年から寄付金を贈呈している。

中村施設長は、長年の支援に謝辞を述べた上で、現在の国のギャンブル等依存症対策が一律的な支援になっている点に懸念を示し、「パチンコに楽しさや魅力を感じてそこから抜け出せなくなる人、パチンコが居場所になっている人にとって、ただ、それを病気だからやめなさい、病院に行きなさい、と言っても無理があり、その人たちの本当の助けになっていないことが多い。ワンデーポートでは暮らし、仕事、余暇の充実を、個々の利用者の目標に据えて、様々な支援をしている。特に運動、体を動かすことで精神的な安定や人生の充実につながると感じている。小さなNPOだがそうした活動を訴えていくことが、パチンコの正しい姿を社会に知ってもらうことにもなり、依存の問題を持っている人たちがどういうケアを必要としているのか知ってもらうことになると考えている」と述べ、引き続き活動への理解と支援を求めた。

-業界ニュース, 社会貢献
-,

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5