パチンコファンの喫煙率は58%、一般成人比で約3倍

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シーズリサーチは5月31日、今年7月発刊予定の「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2023」(調査元:シーズリサーチ/共同調査:EBI、APJ)の速報版として喫煙に関する調査結果を公開した。

2023年における一般成人の喫煙率は約19%で、前年と同じだった一方、パチンコ・パチスロ遊技者の喫煙率は57.6%と、前年の56%より微増。遊技者の喫煙率は一般成人の喫煙率の約3倍で、遊技と喫煙の間には相関性が高い。

ホールの喫煙環境は、紙たばこが吸えなくなったため、非喫煙遊技者の環境ストレスが減少した。喫煙者の半数以上は「紙巻きたばこ派」で、喫煙ブースを利用することになるが、加熱式・電子たばこの喫煙者が増加傾向にある。ホール内で遊びながらたばこが吸える環境がある中で、この流れは加速すると考えられる。

過去、ホール内の「たばこ臭さ」が問題になってきたが、分煙化の進行により、遊技環境が改善され、喫煙者と非喫煙者が共存できる空間が徐々に実現してきている。今後は、「ホールはたばこ臭い」という誤解を解消する取り組みが、パチンコ業界全体のイメージアップにつながると思われる。

年代別で遊技参加者の喫煙率を見ると、40代が最も高く、前年より上昇している。40代をピークに喫煙の割合は低下し、年齢が高くなるほど「吸っていたがやめた」割合が高くなる。

遊技者のたばこの種類では、紙巻たばこを吸う人が全体の約71%を占め、加熱式・電子たばこを吸う人は全体の約46%を占めている。前年と同様に、加熱式・電子たばこを吸う人の割合は若干増加しており、一般成人と比べても遊技者の方が加熱式や電子たばこを吸う割合が高い。

今回の調査では、遊技者の喫煙と遊技の優先順位についても調査され、喫煙者より非喫煙者の方が遊びたい機種より遊技環境を優先する傾向があることが明らかになった。しかし、分煙化以降、その傾向は低下し、「喫煙環境に関係なく遊びたい機種で遊ぶ」割合が、昨年の約23%から今年は約43%と約2割増加した。同書では分煙化により、非喫煙者でも喫煙環境を気にせずに遊べるようになったことが一因と分析している。

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