シーズリサーチは5月24日、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2023」(調査元:シーズリサーチ/共同調査:EBI、APJ)の速報版を公開。2023年の遊技参加人口は約809万人となり、前年比で約28万人の減少となった。
年齢別に見ると、40代の参加者数は減少した一方で、50代の参加者数は増加した。パチンコとパチスロの参加者数はそれぞれ約731万人(約27万人減)、約569万人(約24万人減)で、両方とも若干の減少が見られた。
昨年は参加人口が微増したものの、今年は微減に転じた。ただし、全体の割合を見ると、主要な参加者層である30代・40代よりも50代以上の減少率が低かった。高齢層では新型コロナウイルスの影響が緩和された可能性がある。
しかし、続く新型コロナウイルスの影響により生活環境が変化し、遊技参加者数は1995年の調査開始以来、過去最低となった。今後は新型コロナウイルスによって減少した遊技者をどう呼び戻し、パチンコ・パチスロの魅力を新規層にどう訴求していくかが課題となる。
遊技時間や頻度は昨年と傾向に大きな変化はないが、パチンコ・パチスロともに1~2時間未満の遊技時間の割合が若干増加した。また、ヘビー層の微増とミドル・ミドルライト層の減少、ライト・レア層の増加傾向が見られた。
この調査はWEBアンケートにより実施され、調査期間は2023年2月下旬。スクリーニング対象者数は41,515サンプルで、本調査の対象は過去1年以内の遊技経験者1,500サンプルだった。なお本調査をはじめ遊技者の動向データをまとめた書籍版の発行は7月下旬を予定している。